ウクライナに想いを馳せて
ロシアによる侵略のため、多くの国民が避難している東欧のウクライナ。
日本も1,000人を超える避難民を受け入れています。避難民の受け入れについてポーランドを視察し、避難民に接したものとしてかねがねウクライナをもっと知りたいと思っていました。
ウクライナ料理もそのうちの一つ。
そこで同期の福田達夫先生と武部新先生とともに都内代々木公園近くのビストロを訪れ、ウクライナ伝統の料理をいただきました。
こちらのオーナーシェフは、今から20年ほど前、川口順子外務大臣の時にキーウにある在ウクライナ日本大使館の公邸料理人を務めておられたとのこと。
帰国後、表参道のフレンチでの修行を経て、今のビストロを開店、ウクライナ料理などヨーロッパ各国の味を紹介しています。
ウクライナは、肥沃な国土から小麦・ビーツを中心に野菜・畜産酪農品など多様な食材が産出されます。したがって料理も小麦由来のパン・ムリンツィ(クレープのような料理で肉やジャムを包んで焼く)・ヴァレーニキ(水餃子のような包み料理)、ビーツを使った煮込み料理ボルシュツ(ロシアのボルシチの元祖)、肉料理ではホルブツィ(ロールキャベツ)・コトレータ(チキンキーウ:キーウ風カツレツ)などバラエティーに富んでいます。
今回は、おすすめ料理として、
- コトレータ(キーウ風カツレツ)ー写真①②
- ボルシュツ(ボルシチ)ー写真③
- ムリンツィ(牛挽肉の包焼き)ー写真④
- ホルブツィ(ロールキャベツ)
- ウクライナ風ポテトサラダー写真⑤
をいただきました。味付けは全体にしっかりしていて、食べ応えが充分あります。
ウクライナ料理の印象は、今後避難民の方とお会いした際に、話のきっかけとしたいと思っています。
私たちが、郷土料理でふるさとを思うようにウクライナの方々も食に郷愁を覚えるのだと思います。
ウクライナの方々が懐かしい味を家族で味わう団欒を1日も早く取り戻すことができるよう引き続き連帯していきたいと思います。