半島地域の防災・強靭化のために
自民党半島振興小委員会委員長として、宮路拓馬事務局長とともに能登半島の輪島市・珠洲市の視察を行いました。
両市域を中心に、道路・港湾・下水道といったインフラや観光地の現状を国交省の案内で視察。
また、輪島市中山副市長・珠洲市泉谷市長とも意見交換。特に泉谷市長とは、予定の40分を超えて意見交換いたしました。
損壊家屋の公費解体の遅れなど復興の遅れが報じられているが、それは必ずしも実態を正確に伝えきれていないように思います。
公費解体は、解体後の家屋再建や再利用が明確な物件から優先して行っていきます。
解体作業のマンパワーの関係もありいわゆる空き家を後回しにせざるを得ません。
ただし、解体作業に着手するために支障となる空き家の解体をしなければならないなど細かい調整が必要です。
解体後の家屋再建についても、上下水道の復旧がなされていないと実施できません。
上下水道の復旧には、管路を再敷設し、道路を再舗装しなければなりません。
一方、これらの作業の支障になっているのが損壊家屋の解体作業というケースもあります。
こうした作業の手順について自治体は総合調整しながら進めているということが実態なのです。
能登半島地震で改めてクローズアップされたのが半島地域におけるインフラの重要性とその脆弱性という現実です。
たった一本の生命線といえる道路が寸断されて被害状況の把握と支援の遅れにつながります。
上下水道の老朽化が管路の破損を多発させ、復興の足枷になってしまいます。
三方を海に囲まれる半島地域の強みを活かして地域振興を図るためにも、インフラの強靭化が強く望まれます。
こうした課題を解決するための実効ある半島振興法の改正案をつくりあげてまいります。
青森市PTA連合会はじめねぶた祭関係者の皆様へ。
この度の石川県志賀町の子どもたちのねぶた祭招待は、現地で大きな話題となっています。
輪島市における朝市復活、珠洲市における燈篭山祭などの祭復活への思いも今回の視察で実感しました。
被災地の祭復活が1日も早く実現できるよう青森ねぶた祭ができることを考えて実行していきたいですね。