今年の青森ねぶた祭を振り返って

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#ねぶた祭

今年の青森ねぶた祭は7日の海上運行と花火大会で幕を閉じました。

私は、提灯持ちとハネトと合わせて3回祭に参加しました。人手は、ほぼコロナ禍前のレベルまで戻ってきた感があります。何ら制限のない祭を参加者・観覧客共に楽しみ、大変盛り上がりました。

ただ、祭会場の有料観覧席のあり方や運行について改善が必要だとも感じました。これから述べることはねぶた祭の真髄とは?という根源的な問いに基づくものです。祭をより良いものにする上で参考にしてもらえたらありがたいです。

① 有料観覧席(椅子席)が多すぎるのでは?

運行コースのうち、国道沿いにパイプ椅子が並べられ、有料観覧席となりました。私は、もとより、ゴザ敷きの桟敷席より椅子席の方がいいと申し上げてきましたが、さすがに席数が多すぎて、当日見たいという市民・県民や観光客の行き場がなくなっている感があります。祭は、市民・県民の皆様のサポートがあって成り立っているもの。地域を大切にする姿勢は重要だと思います。

② ねぶた運行のあり方

有料観覧席は、国道の歩道と路側帯に椅子を並べる形で設けられています。観覧席とコースとは、カラーコーンとバーで仕切られ、安全対策としています。しかし、それらのスペースが道路両側で取られるため、実質一車線分運行コースが狭くなりました。その結果、ねぶたの動きが制限されているように見受けられます。

ねぶたは、本来、曳き手の皆様が扇子持ちと呼ばれる誘導役の指示で沿道の左右を向き、時には観客の眼前まで迫るいわゆる「見得を切る」動きがねぶたに躍動感をもたらし、祭の魅力を高める要素になっています。

しかし、今年はコースが狭くなったため各ねぶたとも、思う存分「見得を切る」ことが出来なくなってしまいました。安全確保のため、警察から止められたと聞いています。苦肉の策として、交差点で回していましたが、結果的に単なるねぶたのパレードになってしまいました。これでは祭の魅力が損なわれ、有料観覧席のお客様の満足度が下がるのみならず、市民としても楽しめないのでは、と思うところです。

有料観覧席を思い切って減らし、コースの充分な幅を確保することで各ねぶたが存分に「見得を切る」ことができるようにする(席を減らした分は観覧席の単価を上げることで収益を確保する)そのためには、多少の運行の遅れを見越して国道の通行止め時間をあと30分は長くしていただかなければなりません。
(県警にはぜひとも理解をいただきたい)

祭本来の魅力を高めずして、有料化・高額化することはむしろねぶた祭離れを招かないかと危惧いたします。ましてや、市民にそっぽを向かれたら、祭が祭でなくなってしまいます。祭の真髄、それを守りつつ、時代に合わせて観覧のあり方を考えていく、そのことが大事だと思い、提案をいたします。

もちろん、私自身もねぶた祭ののために汗をかいていきます。みんなが楽しめ、世界に誇れる祭であり続けるために。

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